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青森りんご
りんごの主な1年間の作業
1.施肥(4月)
雪が消えて根が活動し始めるころ。6月追肥することもある。
2.授粉
自家不和合性なため他の品種の授粉が必要。開花2~3日前から開花後4、5日受精能力がある。人手授粉からマメコバチ利用へと変遷。
3.摘花・摘果(5~6月)
花摘み、実すぐりとも言う。果実を大きく育て、品質をよくすることと、来年咲く花芽の量と質をよくするために行う。一つの果実を養うのに、約50枚の葉が必要。人手で行うが補助的に薬剤利用。
4.病害虫防除(4~8月)
基準回数13回。雨が多く気温が高めの我が国では、病害虫の発生が多く農薬なしでは作れない。リンゴ発達史は病虫害と気象災害との戦いの歴史でもあった。天敵・生物農薬利用技術開発。
5.袋掛け(6~7月)
本来害虫防除のためであったが、サビ(癒合組織)を防ぎ、着色を良くする、貯蔵力を高めることが主目的となった。二重、三重の着色袋で中袋は殺菌剤をしみこませたパラフイン紙が使用されている。陸奥や世界一など品種によっては落花10日ころまでに小袋をかけて、7月に大袋に掛け替えている。
6.草生管理(5~8月)
園地に牧草などを生やすと、土壌の団粒構造となり、水と空気を保つ能力が高まる。刈り取った草は有機物として土に還元される。傾斜地では土壌流亡がふさげる。養水分の奪い合いもあるので、適宜草を刈り取る。
7.徒長枝整理(6~8月)
バヤ切り。6月ころになると新しい枝が伸び、樹の中に光りが入りづらくなったり、農薬のとおりが悪くなったりするので、不要な枝(徒長枝)を剪去する。
8.支柱入れ(7~10月)
葉や果実の重さで枝がさがり重なりを少なくするため、1樹あたり5~10本くらいの支柱を入れる。
9.除袋(8~10月)
袋剥ぎ。品種により次期がずれる。気温が低下してアントシアニン(赤色色素)生成がはじまるころに除袋して、紫外線をあてると鮮やかに着色する。一度に除袋すると肌が日焼けするので、外袋を剥いで3~5日後に中の袋を剥ぐ。
10.反射シ-ト敷(8~10月)
樹の内部の果実や個々の果実の着色向上のため、地上にアルミ箔を処理したシ-トを敷き、反射光を利用する。生産コストがかかり、着色が進む割に味がのらないので、販売上で問題になることもあるので県では生産指導はしていないが、着色は格段に進むので一般に普及している。
11.摘葉(8~11月)
葉摘み。果実に光りを多く当て、着色をよくするために果実に日陰をつくる葉を摘み取る。作業は収穫の20~50日前から2~3回に分けて行い、次第に多めに摘み取る。 最近では、葉を全然とらず概観が劣っても味を重視した「葉とらずリンゴ」も出回るようになった。非常に人手がかかるので落葉させる薬剤を開発中である。
12.実まわし(9~11月)
ツル(果梗)まわし。陽光面だけでなく反対側の陰光面にも光をあてるために実をまわす。この作業によって果実全体に色が着くようになるので欠かせない作業である。
13.収穫(9~11月)
リンゴもぎ。品種毎に満開日からの生育日数が目安になるが、熟度の進み(品質の指標値がある)で最終決定する。早生~中生種は2~3回に分けて収穫する(選りもぎ)が、晩生種は一度に収穫(ガラもぎ)する方が多い。
14.選果
リンゴの収穫の際、手篭から箱に詰めるときに選別(山選果、粗選果)する。産地市場に出荷するには4~5段階に選別する。リンゴ移出商人や農協などでは市場出荷に際しては、更に12前後の等階級選別される 。
15.剪定(1~3月)
枝切り。リンゴの成る枝に光をあて、丈夫な枝を多く着ける。また、作業のしやすい高さ、枝の配置、樹勢の調節などを図るため、最も重要な作業で、リンゴの収量や品質に7割程度の影響するので、剪定技術の巧拙が経営に響くのである。
16.粗皮削り(3~4月)
カビ削り。木質部(導管部)と皮部(靭皮部)の間に、新しく木質部、皮部をつくる形成層があり、木質部は土壌からの養水分、皮部は葉で作られた同化養分の通り道であるが、木質は内側、皮部が外側ほど古い。皮の外側は年をとっており、割れたり、節くれだったりするため病害虫の絶好の越冬場所になるので、古い皮を削りとる。腐らん病にかかった皮を削りとる作業も含めてカビ削りと称している。
17.その他
収穫後、幼木や若木の野ネズミ被害防止対策などがある。